見て「真似る=盗む」こと


いよいよ春本番となり、人が活発に出歩き、賑わいが蘇ってきましたが、お変わりありませんか?
私もようやく外出が増え、友人との飲み会を楽しめるようになりました。

そんな折、メンバーコースの親睦会コンペに参加しました。同伴で回られた方が、御年92歳、まだまだ球も飛びますし、ミスショットをすると、滅茶苦茶悔しがる!!!!
またラウンド中もカートも頼まず、歩きで回られ、その速度も衰えを知らず、思わず「化け物」と叫んでしまいました。
92歳で息子くらいの年齢の者とゴルフができる秘訣を考えてみました。
兎に角前向きで向上心が強い、失敗しても、くよくよしない、常に若い人へ積極的に話しかける、そしてゴルフを思いっきり楽しんでいる、それだけではないと思いますが、次から真似してみようかなと考えております。

私は仕事面でも、若い時からスキルの高い人を真似て、そこに自分独自の色を付けて、現在に至っております。時には嫌いな方や苦手な方も含まれておりましたが、積極的に飛び込んで次の一手への戦法だったり経験談だったりを吸収してきました。
気が付くと、リスペクトしてきた方々は、個性的な方ばかりだったので、すっかり私もそれに染まった感は否めません。

営業面でいけば、何故この人がこんなに売上を稼げるかと不思議に感じること、結構ありませんか?私の経験からすると、2つのタイプに分かれる気が致します。
1つは、人柄が良いだけではなく、どこかに「可愛げ」が漂い、いつもその方の周りに人が集まる。
もう1つは、お願いしたら安心できる、提案でも製作でも、常に「間」を意識して、相手優先、また多くを語らなくても及第点以上の応えを出してくれ、納期遅延の心配もない。

後者の方は、2年や5年の経験でできる芸当ではないかと思いますが、前者ならできるかもしれません。やはり人柄は大きく作用されます。
私が入社したころ、先代が「技を盗め」とよく言っておりました。教えてもらうのではなく、見て「真似る=盗む」だと思います。

社員さんには私の真似してほしくない部分も沢山ありますが、少しは役に立つところもあると思うので、良いところだけ切り取って成長してもらえたら嬉しいです。
先日、また新たな刺激をもらいましたので、自分も92歳でカートに乗らず、歩いてゴルフが出来るよう精進してまいりますので、ご友人の方々、くれぐれもよろしくお願い致します。